宮城興業とは山形県南陽市にある靴製造会社だ。山形にあるけど宮城。
自社工場でいろんなメーカーのOEMもしているようであるが、特徴的なのはパターンオーダーの革靴が作れるようになっていること。グッドイヤーウェルト製法にこだわって靴作りをしているとのこと。

実際に作ってみたので、そのシステムはどうなっているのか記録を残す。

最新情報はこちらのブログでが分かる。

1.ふるさと納税を申し込む

ふるさと納税は申し込みできるWebサイトが複数ある、今回はふるさとチョイス山形県南陽市・宮城興業のオーダーメイド靴お仕立券50,000円分を申し込んだ。

※2016年時点なので今は内容が変わっているかもしれない。

ふるさとチョイスから申請を行いクレジットカードで決済し、南陽市の役所で処理されるまでしばし待つ。

普段楽天を使っている人はポイントが貯まって更にお得な楽天市場のふるさと納税がよいかもしれない。

2.オーダーメイド靴お仕立券が届く

ふるさと納税の申請をしてから2週間ほどで宮城興業から封筒が郵送されてきた、意外に早い到着。
「和創良靴お仕立券」が中に入っている。

オーダーメイド靴お仕立券50,000円分はそのまま商品券のように使える、
例えば80,000円の注文をした場合は、差額の30,000円は追加で現金で支払う。
但し、50,000円未満の注文の場合はおつりは出ない。

お仕立券は有効期限が発行から1年なので注意が必要だ。

普通の注文内容の靴なら1足注文しても50,000円までは達しないが、おつりは出ない。
50,000円というのは微妙なところの設定な感じ。

額面以上の金額の注文をして使い切ってしまったほうがよい気がしたので2足注文して差額を現金で払った。

3.オーダーメイド取扱店を探す

オーダーメイド靴お仕立券を手に入れたら次は取扱店を探すことになる。
ここが最も悩ましいところであった。

取扱店は宮城興業のサイトで確認することができる。

宮城興業のオーダーメイド靴は取扱店によって価格を自由に決められるようで、基本システムのみの注文で最も低価格なところで30,000円程度になっており、お店によってはそこから10,000円ほど開きがあるのである。

また、足の計測もお店の人が行うので当然その技量の差もあるらしい。
このあたりは高いほうがよい店かといったらそうでもないようで主観的な要素が多くネット情報をみても結局よく分からないので当たりを付けて行ってみるしかない。

ここで考えるのが面倒になり券が届いてから結局半年以上経ってから都内某店に訪問することとなる。

4.作りたい靴を決める

宮城興業のパターンオーダーはかなり細かい指定ができる。
なので、店に行ってから決めることもできるが事前にある程度作りたいイメージを固めてからお店の人と相談したほうがよいように思う。自分は店に行ってからだと悩みそうなのである程度調べることにした。ここは楽しい作業だ。

まず宮城興業のサイトをみて靴のデザインと選択できるオプションを確認する。
靴のデザインはES・CE・MDというタイプの中から好きなデザインを選べる。靴のデザインは伝助などといった何故かかなり渋い名前がついているのが面白い。

※後で知ったが靴の名前は職人さんの名前から取っているらしい。

デザインを選んだら革や色・オプションの加工といった要素を決めていく。
ただし、どうも革や加工によっては宮城興業のサイトには書いていないものがあるようで、なぜ本家のサイトに書いてないのかよく分からないが更新してないだけなのか、取扱店によってできるできないがあるのかもしれない。
そこは取扱店が靴の作例をブログなどに載せているところで確認して情報を補完した。

ソールやインナーやコバ形状の変更などのオプション追加なら1オプション無料か1,000円程度の追加で済む。この辺は変更してもそんなに高くなったりしないので、せっかくのオーダーなので変えてみたいところ。

デザイン変更や特殊な革への変更などは高くなる。

こちらのブログは作例が豊富に載っていて参考になった。

いろいろな仕様の指定ができるので注文の時に抜けてしまいそうな気がした、仕様をメモしてから店に行くことにした。

5.オーダーメイド取扱店で注文する

デザインが大体きまったらオーダーメイド取扱店にいく。
デザイン発注内容確認や足の計測などまとまった時間が必要なので、恐らく殆どの店が事前予約が必要だと思われる。

ここでは、足の計測をしてゲージ靴という試し履き用の靴を履いてみて当たっているところがないか痛いところがないかなどのチェックをする。この時に何かあれば微調整をしてもらうことができる。
また、靴の革見本などもあるので実際の素材の確認もできる、デザインで分からないことがあれば店の方が親切に教えてくれるので、あまり革靴に詳しくなくとも安心だった。

店で発注したら後は5週間程度で出来上がる。

6.オーダーメイド取扱店に靴を受け取りに行く

靴が出来上がったと連絡が入ったら取扱店に受け取りに行く。
履いてみて最終確認をしたら完了。

きちんと足のサイズを計測してくれたおかげで、初めて足をいれたときからぴったりだった。ぴったりだけど窮屈ではない感じ。既製品の靴を買うときはいつもどこか痛かったり特につま先の痛みが気になっていたがそういうことがなかった。
既製品の靴でサイズに悩むよりはここで作ってしまったほうが圧倒的に早いというのが実感である。また同じ店で作ればサイズも記録してあるので、同じサイズで作れてしまう。

そのあと、外で履いてみて最初は少し革が硬かったが1週間もたてば足になじんだ。これはどの革靴を履いても同じなので気にしない。

サイズがぴったりな革靴はすごく歩きやすいということも気づかされた。今までの革靴では長時間歩いたりするとすごく疲れていたが、今回作った靴だと明らかに疲労感が少ない、やはりサイズが合っていることがかなり重要なようだ。

おわりに

宮城興業のオーダーシステムは約40,000円ほどで作れる靴としては日本国内でほぼ唯一のシステムと思われる。想像以上に細かいデザイン指定ができるので自分の思い通りの靴が作れて楽しい。既製品の靴を探して悩んでいるよりはここで作ってしまったほうが早いように思う。数ヶ月履いてみてよい感じであれば別のデザインのものも作ってみたいと思った。

既成靴であればネットでも購入できる

好みの形があれば検討してみるのも良いかも。