ドット絵またはピクセルアートと呼ばれるもの。
というとレトロゲームを思い起こす。
物心ついたころからファミコンやPCがあった世代的にも馴染み深い表現方法である。
ドットという現実世界または空想世界から切り抜いた四角の粒子の集合体は一見絵として情報量が少ないように思えるが、それを補うかのような脳の働きで結果的には豊かな想像力をかきたてられるように思う。

そのドット絵はふと思って最近の動向を見るとゆるやかに進化しているようだった。
現代ドット絵とは私の造語ではあるのだが。

今気になった作家を記す

N E M

ぎりぎりまで色数を抜いたようなミニマルで静かな灰色世界
海外の映画に出てきそうな風景

saino project

もうこれは単純にキャラクターOPAKEがかわいい

YACO

ドット絵によるポートレート。
透明感が高い。

8bitballoon

モチーフは正統派バルーンアートにすることで現実世界に飛び出たドット。
こういうやりかたもあるのだな。

PAUL ROBERTSON

大型緻密。限界まで画面を埋めていく。

モトクロス斉藤

ドット絵におけるスナップ写真というおもむき。動く。

豊井

自然で目に優しい色。
日本的な空気感がうまい表現。動く。

Kazuki Takakura

かなりの大型作品。現代アートの文脈。

Eiki Okuda

近年は「ゲームそのもののゲーム性を排除したゲーム」を題材に市販のゲームカセットを自作し、それを現代アート作品として発表。

Valenberg

サイバーパンクっぽいモチーフ自分が好きなやつですね。

おわりに

古いコンピューターや画面の小さい携帯電話など制約を基として進化してきたドット絵。コンピューターの登場とともに現れたようにみえるが粒子の集合としての表現としてみるなら写真や絵の具でも拡大して細部を見れば基本原理は同じである。ただしそれら点の表現とも違うのはノイズの無い理論上の真四角を単位としている部分はいかにもコンピュータ的であると思う。
また、Chiptuneなどの音楽との関係性も興味深い分野である。

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