Godox TT350S ソニーTTL調光対応ストロボの使用感

小型のストロボが欲しくなり、いろいろ探してみたところ丁度よさそうだったのでGodoxのTT350Sを買ってみた。SONY用なので型番にSが付く。
Godox( http://www.godox.com/ )は中国のメーカーだ、最近カメラ用のこの手の製品は中国製が多いなと思う。価格もカメラメーカー純正品と比べたら安い。しかし最近は中国製だからと言って品質が悪いわけはなくちゃんと使えるものが多い。Godoxもプロユース向けに製品を作っていたりするしプロの使用レビューなんかも見かける。品質は悪くなさそうだと思い選ぶ。
Godoxの製品はAmazon・ヤフーショッピング・楽天などネットで買うのが安い。どこが安いのか見比べて買うのが良いが今回はAmazonで購入。
数日待って届く。白とオレンジの結構かっこよい箱に入っていた。ストロボ本体と付属品としてストロボケースがつく。ストロボ自体のデザインはシンプルでよい。同じ価格帯の製品で比べると最も安っぽくない感じがする。表面のプラスチックも半つや消しのような質感でとにかく見た目が良い。

使ってみる

早速、夜間のポートレートで使ってみた。そもそもこのストロボを買った目的は雑誌なんかのファッション写真でよくあるほぼ正面からストロボ直あてで使ってみたかったので。海外の写真っぽい感じのあれだ。使ってみたところ狙い通り小型で取り回ししやすい。 ガイドナンバーは36で控えめな感じはするが、3-4mくらい離れて撮影した感じでは問題ないようだった。すごく早いというわけでもないが電力のチャージ時間も短く、テンポよくシャッターを切れて問題はなかった。今回は バウンスさせたりあまり細かい調整はしないでむしろ雑に光を当てたかったので、ある意味光れば何でも良かったといえなくもないのでレビューにはなってないかも知れない。

TTLは必要か?

結論からいうとTTLはとくに必要ないなと思った。
TTL (Through The Lens)はカメラの露出計で測定した値をストロボに伝達して自動で調光してくれる機能でTT350Sも対応している。
一見便利そうな機能であるがあまり意図通りに動かない。これはTT350Sの動作に問題があるわけではない。恐らく仕様通りに調光されている。
何故要らないのか。TTLを使ってみた感じ自動調光で撮影しても結局イメージと合わない画が撮れてしまうなと思った。ストロボの光は強いので位置が少し変わっても印象がかなり変わってしまう。そこを自動でというのがそもそも無理な感じだ。結局のところ手動で調整しながら撮影したほうがずっとうまくいく。
そういう意味では最初からTTLがない安いストロボを買うのもありだと思った。

ハイスピードシンクロは必要か?

発光時間は1/350~1/20000秒でハイスピードシンクロにも対応している。原理としては 弱い光量で非常に短い間隔で連続発光させて長時間発光し続けているような状態にすることで高速なシャッタースピードでもシャッター幕の影が出ないようにしているらしい。
この機能は例えば明るい昼間の逆光で顔に光を足したい時など。日中シンクロに使える。ただし、ハイスピードシンクロは基準のガイドナンバーの光量は出ずかなり光が弱くなってしまう。ガイドナンバーは36でもともとそんなに光量が出るわけでもないのでこれも実用度は低いと感じる。日中シンクロをしたいならもっとガイドナンバーの大きいストロボを使うべきなんだろうなあと思った。

普通によい

結局のところTTLとハイスピードシンクロはついていてもこのようなコンパクトなストロボの場合は実用性が低いことが分かった。
ただし普通のストロボとして使う場合にはデザインもよいし操作性もよくまたGodoxの他のストロボとリンクさせて補助として使うこともできる。基本性能は高い。
コンパクトなストロボが欲しくて見た目が気に入ったのならおすすめできる製品といえる。